<巨人4-3阪神>◇3日◇東京ドーム

 阪神マット・マートン外野手(31)は2夜連続で口火を切った。初回2死二塁の第1打席。巨人杉内の内角スライダーをたたき、滞空時間の長い飛球を左翼席まで届かせた。6月12日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来、実に32試合ぶりの1発となる先制8号2ランだ。試合中には「甘い球をしっかりミートできた。昨日と同じく、初回に回ってきたチャンスで打ててよかったよ」とコメント。前日2日巨人戦でも初回2死二塁から先制の右前適時打を放っており、2日連続で4番の仕事を果たした。

 ただ、同点で迎えた5回2死満塁の大チャンスでは空振り三振。2球で2ストライクと追い込まれ、最後は2ボール2ストライクから内角スライダーに封じられた。「あの場面は少し考えすぎてしまった。追い込まれてから、もう少し粘れたらよかったんだけど…」。1点を追う9回2死一、二塁では西村から四球を奪い、2死満塁とするも逆転劇には結びつかず。表情には悔しさだけがにじんだ。

 「チームとしてはいい試合ができたと思うけど、負けてしまって残念だよ。明日はしっかり頑張る」

 マートンが1発を決めれば昨季から8連勝していたが、神話もひとまずストップ。リーグ最多のシーズン113安打もDeNAブランコに並ばれた。首位巨人に再び7・5ゲーム差をつけられた。今日4日こそ、打棒を勝利に結びつける。【佐井陽介】