楽天立花陽三球団社長(42)が12日、将来的なメジャー挑戦を表明している楽天田中将大投手(24)について、来季も楽天でプレーして欲しいと明かした。3年契約を結んだ昨年末の契約更改交渉で、1年ごとにポスティング(入札制度)によるメジャー移籍を行うか話し合うことで合意している。早ければ今季オフにもメジャー挑戦する可能性があるが、引き留めに力を尽くす意向を示した。
開幕16連勝中のエースを、簡単に流出させるわけにはいかない。立花社長はKスタ宮城で取材に応じた。来季について、田中本人とは「具体的な話はしていない」としながら、「あれだけの選手。日本にとって重要な投手ですので、うちでプレーして欲しいというのはあります。彼とは今後話をして、球団の意思を伝えていこうと思っています」と明言。球団として、残留を働き掛けるつもりだ。
田中は早ければ、来季からメジャーに挑戦する可能性がある。昨年12月の契約更改交渉で、球団は将来的なメジャー挑戦の意思を伝えられた。3年12億円プラス出来高払いで合意したが、契約期間中であっても、田中が希望すれば、ポスティングシステム(入札制度)によるメジャー挑戦を認めるか、話し合いを持つことで合意した。立花社長は「最終的には選手の意思は尊重されるべきかなと思います」と言ったが、まずは、田中に来季も楽天でプレーしたいと思ってもらえるよう、力を尽くす考えだ。
その理由として、立花社長は「当たり前ですけど、これだけの選手を『ハイ、どうぞ』というわけにはいかない」と話した。Kスタ宮城で投手練習に参加した田中は「今話すことじゃないです。何も言うことはないです」と、シーズンに専念する姿勢を崩さなかった。初のリーグ優勝へ独走しているが、常勝球団となるには来季も田中の力が必要なのは言うまでもない。今後、3年12億円を上回る好条件を、あらためて提示する可能性はある。【斎藤庸裕】



