<巨人7-10DeNA>◇13日◇東京ドーム

 巨人内海哲也投手(31)は5回でマウンドを降りた。ポテンヒットに内野安打。打ち取ったはずの当たりもヒットになった。気がつけば5失点。「アンラッキーな当たりになるところに投げてしまっている自分が悪い。修正して次回に備えたい」。3回1死には、右すねに打球を受けていたが、言い訳しなかった。

 左打者にことごとく打たれた。3回の同点打は2死から梶谷に許した。外のスライダーを踏み込まれた。厳しい内角球で体を起こすことができていれば、空振りが取れるゾーンだったかもしれない。だが、バットは届いた。5回に勝ち越されたシーンも左打者にやられた。石川への外角速球が、逆球となって真ん中へ。痛打された。続く梶谷、モーガンと左打者に3連打を浴び失点を増やした。

 今季の内海はこの試合の前まで、右打者の対戦打率2割3分9厘に対して、左打者は2割8分1厘。許した安打8本のうち6本が左打者。データどおりの悔しいマウンドとなった。

 味方打線が4本の本塁打を打ち、相手打線に1本も本塁打を許さないで負けるのは05年5月26日のロッテ戦(東京ドーム)以来の珍事だ。原監督は「内海は5失点か。トータルで10失点。ちょっと重いね」と顔をしかめたが、すぐに「ただ、粘り強く戦ったのは明日につながるでしょう」と前を向いた。阪神が敗れマジックは36に減った。エースで負けたのは痛いが、優勝には1歩近づいた。【竹内智信】