<ロッテ9-2楽天>◇10日◇QVCマリン

 楽天は10連戦の初戦で完敗した。先発のケニー・レイ投手(38)が2回にロッテ鈴木のライナーを右頬に受け、負傷降板。その後、リリーフ陣も打ち込まれ、合計9失点と流れを止められなかった。打線も唐川から1得点とつながりを欠いた。ロッテとの対戦成績は12勝8敗と勝ち越しているが、QVCマリンでは2勝7敗と分が悪い。今日11日に鬼門突破で仕切り直す。

 楽天の粘り強さが、投打で見られなかった。2回、アクシデントが起こった。先発レイの右頬に、ロッテ鈴木の放ったライナーが直撃。そのまま降板し、2番手の福山がマウンドに上がった。緊急登板でも、好投すれば流れが変わる。だが、2死三塁から細谷に2ランを浴び、悪い流れを止められなかった。

 打線もつながらなかった。ロッテ唐川に対し、7回まで1得点。上位打線の岡島、藤田らが「直球が良かった」と振り返ったように、唐川の調子も良かったように見えた。だが、星野監督は「あれぐらいのボールは打ち返さないと」と、苦言を呈した。直球だけでなく、低めに決まったチェンジアップ、スライダーにもタイミングをずらされ、田代打撃コーチも「打ち損じもあったし、捉えきれなかった」と悔しがった。

 これでQVCマリンでは2勝7敗。鬼門で勝てない。本拠地のKスタ宮城ではロッテに対し8連勝中なのに、敵地となると途端に分が悪くなる。今季、逆転勝ちは30回。リーグ1位で、粘り強さが首位を快走する要因でもある。先発が序盤で降板しても、2番手が粘って好投する。すると打線が逆転する。実際、レイの先発日は過去2度とも序盤にリードされながら逆転勝ちを収めた。この日も…、と思われたが、逆の展開になってしまった。7回には、3番手の小山伸が根元に満塁弾を浴びるなど5失点。勝負は決した。

 19日まで続く10連戦の初戦を黒星でスタートした。それでも下を向く選手はいなかった。9回には4番ジョーンズが22号ソロを見舞った。今日11日の2戦目へ向け、反撃の号砲とも思える1発だ。帰りのバスに乗り込む時、藤田も「明日、勝てるように頑張ります!」と威勢よく言った。マジックは18のままだが、2位ロッテとはまだ5ゲーム差ある。慌てず、いつも通りに戦う。【斎藤庸裕】