<楽天6-2オリックス>◇13日◇Kスタ宮城
楽天松井稼頭央内野手(37)の一振りが、試合を決めた。2点リードの6回1死一、二塁からオリックス八木の真ん中スライダーを、ジャストミートした。「右打席であんなに飛んだ打球は久しぶりですね」と、バックスクリーンへ飛び込む一撃。11号3ランでリードを5点に広げ、エース田中には十分すぎる援護点をプレゼントした。
6日の日本ハム戦でも決勝ソロを放ち、田中の20勝目をアシスト。この日も貴重な追加点を生んだ。「自分のバッティングにも積極性が出てきたのかな」と笑顔だ。そんな頼りになるベテランは、若手からの信頼も厚い。先月の17日、サヨナラ負けを喫した西武戦の試合後、1番右翼に定着した岡島を誘い、焼き肉を食べにいった。返球を焦ってボールを握り損ね、サヨナラの生還を許していた。その責任を感じていた岡島を気遣い「切り替えないと」と、翌日の試合に向けて背中を押した。
西武時代に3度リーグ優勝の経験があり、メジャー時代にワールドシリーズにも出場した松井の存在は大きい。2安打3打点の活躍でチームを3連勝に導き、優勝マジックは12。「まだまだです。(3連戦の)頭をとれて良かったです」と気を引き締めた。残り20試合。最後までベテランの力が必要だ。【斎藤庸裕】



