<楽天3-2ソフトバンク>◇19日◇Kスタ宮城
ソフトバンクが今季4度目のサヨナラ負けを喫した。8回に本多の適時打で追いついたが、9回に守護神の五十嵐亮太投手(34)がつかまった。1死二塁から伊志嶺に右前に運ばれた。大逆転勝ちした前日も2失点したばかり。駒不足の先発のみならず、救援陣にも不安が忍び寄ってきた。楽天との今季最後の3連戦に負け越し、試合のなかったロッテに抜かれて1日で3位に転落した。
端正なマスクが曇った。ソフトバンク五十嵐は、お祭り騒ぎの楽天ナインを横目に、がっくりと肩を落とした。最後は1死二塁から伊志嶺に直球を右前に運ばれた。それまで17打数1安打の伏兵だったが「現段階でのベストピッチ。単純に向こうが上だった」と、素直に力負けを認めた。
前日も2失点。6点差を大逆転勝利で目立たなかったが、守護神が3点リードの9回に途中降板される屈辱を味わった。一夜明ければサヨナラ負けで、今季初の2試合連続失点。駒不足の先発陣のみならず、盤石だったリリーフ陣にも不安が忍び寄っている。
「組み立てに対応されている。そのあたりを読んで考えていかないといけない」。楽天戦は登板10試合目。8回10失点で防御率は10・13と相性は最悪。CSを見据えれば、今季最後の3連戦で、少しでも相手に嫌なイメージを持たせたかったが、失点を重ねてしまった。高山投手コーチは「これだけ使っておいて疲れている。その中で腕を振ってよくやっている。五十嵐でやられたら仕方ない」とかばい、配置転換は否定した。それだけに、対応策が早急に求められる。
開幕から守護神はファルケンボーグ、岩崎、千賀の順で務めてきた。メジャー帰りの“4代目”は「どういう形で打者が対応してくるか何となく見えた」と、手痛い1敗の中にも収穫を見いだした。豊富な経験を生かし、乗り越える術は知っている。【大池和幸】



