ヤクルト衣笠剛球団社長兼オーナー代行(64)が20日、最下位に低迷し、周囲に辞任する意向をもらしている小川淳司監督(56)を引き留める可能性を示唆した。この日、報道陣の取材に対し「シーズン最後までやってもらうことに変わりはない。留任を促す可能性はゼロじゃない」などと話した。10月上旬に話し合う予定だが、その場で辞意を申し出る覚悟の小川監督に対し、球団が続投要請をする可能性が出てきた。

 チームは51勝76敗2分けで5位DeNAに4ゲーム差。今年で1年契約が切れる監督人事について「5位なら留任、6位なら解任、というようなことはしない。今年は采配というのもあるけど、チーム全体がスランプに陥ったとみている」と分析する。今季の敗因を探るとともに、10年の監督代行時代から昨年までの勝率5割5分2厘、2年連続Aクラス入りした実績も含めて、総合的に検討する。

 小川監督はこの日「言うことはない」とチームへの影響も考慮し、多くを語らなかった。来季の打診があった場合については「今どうこうは言えない。最後まで責任を持ってやるだけ」と残り15試合を見据えた。課題の多い今オフは監督の去就だけでなく、コーチスタッフの見直し、補強戦略や故障者対策など、抜本的な改革に迫られそうだ。