<日本ハム1-15楽天>◇22日◇札幌ドーム

 楽天がド派手にクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。17安打15得点と打線が爆発。今季11度目の2ケタ得点で、先発全員得点を記録した。投げては、辛島航投手(22)が7回6安打1失点と好投し3勝目を挙げた。昨季リーグ優勝した日本ハムに投打で圧勝。09年の球団最多勝利数に並ぶ今季77勝目で、同年以来2度目のCS出場だ。3連勝で、優勝マジックを1つ減らして「5」とした。

 笑っていたのか、無表情だったのかは分からない。「CSが決まったが」という問いかけに、星野仙一監督(66)は「何、レベルの低いこと、言ってるの」と言った。帰りのバスに乗り込むところだった。報道陣に背中を見せながら答え、そのまま、車中の人となった。もっと大きなゴールへ向かっている。CS出場決定は、当然の通過点だった。

 球団記録に並ぶシーズン77勝目は、首位の強さが際だった。2回、打者9人で5点先制。5回にはジョーンズの25号ソロが飛び出し、7回にも打者9人で5点を加えた。17安打15得点。先発辛島は7回1失点。星野監督は「もう、誰が打ったか覚えていない。いつも、こんぐらい打って欲しいよ」と、うれしい悲鳴を上げた。

 3番銀次と6番枡田の復調は好材料だ。銀次は3安打でプロ初の5打点。枡田も2試合連続マルチ安打と気を吐いた。星野監督は「芯で捉えるようになった。迷いがなくなった」と喜んだ。“我慢”の成果だ。一時は首位打者を争った銀次だが、9月に入り低迷。枡田も、ほぼ同時期、絶不調に陥った。それでも、星野監督は「もがけばいい」と、基本的にスタメンで使い続けた。ジョーンズ、マギーの前後を打つ2人が調子を戻せば、得点力は上がる。今日23日は新人の宮川がプロ初先発。打線はベテランを休ませ、若手に経験を積ませる予定だ。2位ロッテとは8・5ゲーム差。あわてることなく、1歩ずつ優勝へ進む。【古川真弥】