藤浪がCSでマー君ばりのストッパー!?
阪神藤浪晋太郎投手(19)が初出場するクライマックスシリーズ(10月12日から広島とファーストステージ)でリリーフ計画があることが27日、分かった。ここまで10勝で、楽天田中が高卒1年目の07年にマークした11勝に王手。今日28日の中日戦(ナゴヤドーム)先発で肩を並べたいところだ。CSでは、前日26日の楽天初優勝で炎の救援をした田中ばりにリリーフ登板もある!?
伝説の剛腕が魅せた名シーンの再現があるかもしれない。前日26日の西武対楽天戦。1点リードの9回に登板した楽天のエース田中は1死二、三塁の大ピンチから速球を連投。最後は西武浅村を153キロで空振り三振。気迫あふれる救援で初優勝に導いた。
一夜明けて藤浪は「見てないです。逆のリーグなので。日本シリーズで対戦するなら(意識も)違うけど」と話すにとどめた。それほど、目の前のマウンドに集中する。今日28日の中日戦での先発に備え、甲子園でブルペン投球に励んだ。「自分の元の状態に戻す。それだけです」。前回登板の21日ヤクルト戦は4回6失点。2連敗中で現状打破に必死だ。
これまでの活躍でCSファーストステージ(S)初戦に名前が挙がるなど、ポストシーズンでも先発としての立場は揺るぎない。それでも一戦必勝の短期決戦で、ウルトラプランも浮上した。
中西投手コーチは藤浪のCSでの救援起用に関して「局面によってはあるな。ストッパーでな。ハートもそうだけど、球の速さがチームで一番だから」と否定しない。先発起用が基本線だが、プロ入り前から数々の修羅場を乗り越えた強心臓、チーム屈指の剛腕という「利点」をフルに生かしたい思惑もある。
先発を終えた後、ブルペン待機し、試合終盤の勝負どころで投入する起用法も思い描く。広島とのファーストSでの最終盤、あるいは巨人とのファイナルSがもつれれば、ストッパー藤浪を見られるかもしれない。
そうなれば手本になるのがほかならぬ、楽天田中の前夜の力投だ。マー君が1年目に挙げた11勝に迫っており、今日、名古屋で肩を並べるチャンス。今季は127回2/3を投げ、シーズンの規定投球回数まで16回1/3。予定される残り2度の先発での到達は難しい状況だが、そこも無心で戦い抜く。
「(規定回数は)厳しいんじゃないですか。気にはしていない」。高卒1年目から1軍のローテーションを堂々と張った。「去年も高校野球で、相手は違いますけど、200イニング以上投げている。しんどいかというと、それはない」。まだ余力はある。CSも控え、ゴールテープを切る日まで全力で右腕を振るう。<藤浪のCS起用プラン推移>
◆第3戦先発
今月に入って中西投手コーチが藤浪のファーストS3戦目先発の可能性を示唆した。本人も「もちろん、(投げたい気持ちは)あります」と意欲を示した。
◆第1戦先発プラン
20日に中西コーチが広島とのCS激突を想定。ファーストS初戦について「マエケンに勝っているのは誰だ?
(藤浪の先発は)十分にあり得ると思うけどな。あわよくばマエケンにも勝てればな」と藤浪の抜てきをにおわせた。今季6度の対戦でわずか2得点の天敵に対し、唯一チームに白星をもたらしたのが藤浪だったことが根拠になっている。



