DeNAが来季の1軍コーチとして、元横浜(現DeNA)で、現在はBCリーグ富山サンダーバーズ監督の進藤達哉氏(43)をリストアップしていることが9日、分かった。現役時代は主に三塁、遊撃で堅実な守備力を売りに、98年の日本一にも貢献。オリックスで03年限りで引退し、04年からは横浜で4年間内野守備コーチ、昨年からはBCリーグで監督を務めるなど、43歳ながら指導者としての経験も豊富な球団OBを、チーム浮上に向けて招聘(しょうへい)したい考えだ。

 Aクラス浮上には守備力の向上は欠かせない。今季、打撃では飛躍的に成長した梶谷だが、遊撃の守備ではミスが目立つなど課題が多い。石川やルーキー白崎も含め守備力の強化には、進藤氏の職人技の守りはうってつけの教本といえ、優勝経験も大きな力となる。進藤氏は現在、富山サンダーバーズの監督という重要なポジションを務めていることから、球団も慎重に進めていく構えだ。