今季限りで現役を引退する阪神桧山進次郎外野手(44)が、短期決戦を勝ち上がる極意を語った。

 「(勢いに)乗った選手がいるチームが強い。そういう選手がたくさんいれば、チームに勢いがつく」

 タテジマ生活22年。03年を皮切りに、日本シリーズを2回、CSを3回戦ってきた桧山の言葉には、後輩たちへの激励もこもっているはずだ。

 「(短期決戦は)1本出れば、さらに思い切って勢いよくいける。でも、結果が出なかったら(結果を)欲しい欲しいってなって、あっという間に終わる」

 ロッテと戦い、0勝4敗と苦い思い出として残る05年の日本シリーズ。シリーズ通算6割6分7厘と打ちまくった今江らが作り出したロッテの勢いに、1~3戦目に6番右翼で先発出場した桧山を始めとする阪神ナインは圧倒された。

 あれから8年が経ち、44歳となった桧山の役割は一振りでチームに勢いをもたらすことだ。

 「とにかくみんなで勢いをつけてやっていきます」

 お祭り男の誕生に、桧山の勝負強い打撃が加わったとき、阪神は短期決戦を制す。【松本航】