晴天の甲子園に阪神の背番号7の姿がなかった。広島との決戦を直前に控えた前日練習のシートノック。二塁の定位置にいるはずの西岡剛内野手(29)がいない。結局、グラウンドには現れず、練習の終了間際には杉本チーフトレーナーが和田豊監督(51)らに歩み寄って報告。24時間後には大一番だというのに“異変”が生じていた。

 和田監督

 体調不良。微熱がある。大丈夫だよ。病院で治療して、自宅で静養している。大ごとじゃないよ。あんまり大騒ぎすると、また熱が上がるからね。

 指揮官が冗談を交えて締めくくるあたり、深刻な症状ではなさそうで今日12日の初戦は出場濃厚。それでも、先発予定の前田健には今季は6度の対戦で1勝4敗、防御率0・40に抑えられてきた阪神打線だけに1番打者の状態は気になる。

 和田監督

 アイツがガーンと行くかどうかは、大きな要素の1つ。チームの雰囲気や流れを変えるヒットを打つ選手だからね。

 西岡は今季、前田健に対して13打数4安打、打率3割8厘と苦にしていない。久慈内野守備走塁コーチも「大丈夫。気持ちでやる人間。そのためにも今日休んだ」と話すように、エネルギー満タンで決戦を迎えるに違いない。

 西岡はロッテ時代に3度のCSで、ファーストステージでは1度も敗退していない。特に10年はシーズン3位から日本一に輝いた。やられたらやり返す。倍返しのシナリオは広島撃破から始まる。【酒井俊作】