<楽天4-1オリックス>◇12日◇Kスタ宮城
楽天則本昂大投手(22)が有言実行の15勝目で、新人王を決定的にした。オリックス相手に5回2安打無失点で、三塁を踏ませなかった。パ・リーグの新人の15勝到達は99年に西武で16勝を挙げた松坂以来。「口だけじゃないところを見せられてよかった。名前が残るのは光栄です」と人懐っこく笑った。
ひそかに描いていた青写真が実った。スライダー、カーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を誇るが、精度がいまひとつだったフォークは練習はしても、試合では封印していた。「シーズン終盤に投げて、相手にフォークもあると思われたらいい」という狙いがあった。レギュラーシーズン最終登板のこの日、決め球に選択。5回には伊藤からフォークで空振り三振を奪った。「使える手応えがあります」と、CSを前に強力な武器が加わった。
新人で15勝に、星野監督から「すごく立派」と褒められた。同じく公言していた新人王については「シーズンが終わってから、よろしくお願いします」と投票権のある報道陣に向かって、ちゃめっ気たっぷりに話した。ただ、次の目標を問われると「CSで1勝です」と口元を引き締めた。CSファイナルステージは田中に続く第2戦の先発が濃厚だ。新たな目標も、有言実行する。【古川真弥】



