中日が井上一樹打撃コーチ(42)、今中慎二投手コーチ(42)と来季契約を結ばないことが12日、分かった。落合博満GM(59)と谷繁元信兼任監督(42)による組閣作業が進行。彦野利勝打撃コーチ(49)、平野謙一塁ベースコーチ兼外野守備走塁コーチ(58)、長谷部裕捕手コーチ(45)も契約を更新しない。高木守道前監督(72)や2軍スタッフも含め、政権を支えた10人以上の首脳がチームを去る。大刷新の新体制は今日13日からの秋季練習で動きだす。
井上、今中両コーチも、ユニホームを脱ぐことが分かった。球団がこの日までに来季契約を結ばないことを決めた。ともに中日一筋の生え抜きで、守道政権の中枢を支えた若き投打のスタッフだった。中でも井上コーチは次期監督候補にも名前が挙がった人物で、今中コーチは一時代を築いた元エース。いずれも高木監督に“モノ言う熱血コーチ”としても評価は高かった。それだけに急転直下、中日のOB色一掃を象徴する人事となった。
1軍コーチ陣の契約解除は、2人だけにとどまらない。12年ぶりBクラスに転落した責任は、高木前監督を含めて6人もの1軍首脳が負うことになった。すでに解雇された鈴木孝政2軍監督(59)以下6人の2軍コーチも含め、10人以上の首脳陣がチームを去ることになった。
これが落合GMが就任会見で「優勝するチームをつくらなきゃ、やる意味がない。この船は1度沈没しちゃったんだ」と明言したコーチ改革の非情さか。そして来季は、落合&谷繁色を前面に出した“外様組”中心の組閣が濃厚となった。
新加入するスタッフは、ヘッドコーチに復帰する森繁和氏(58=野球評論家)が内定済み。投手部門では、友利結氏(46=前DeNA投手コーチ)、打撃部門では高柳秀樹氏(56=四国IL高知コーチ)と波留敏夫氏(43=前DeNA打撃コーチ)の招聘(しょうへい)が濃厚となった。さらに辻発彦氏(54=元中日総合コーチ)も入閣し、2軍監督に佐伯貴弘氏(43=野球評論家)を迎え、勝崎耕世コンディショニングコーチ(48)が復帰予定だ。また、谷繁兼任監督をサポートするバッテリーコーチは、元広島監督の達川光男氏(58)の招聘が有力。さらには、解雇された2軍の早川和夫育成コーチ(53)は落合GMの人望が厚く、再契約プランも浮上している。




