<フェニックスリーグ:日本ハム5-2広島>◇12日◇宮崎・天福

 宮崎で行われているフェニックスリーグに参加している日本ハム大谷翔平投手(19)が、広島戦に先発登板し、6回無安打無失点8奪三振と好投した。CS出場メンバーから外れた堂林からも見逃し三振を奪うなど、スライダー、フォーク、チェンジアップなど各球種で三振を取った。ローテーション入りを目指す来季へ向け、まずは圧巻の再スタートを切った。

 レベルが違った。CSメンバーから外れた若手中心の広島打線を、大谷が見下ろした。最速は152キロで、6回を無安打無失点の8奪三振。外野に飛んだ打球は2つしかなかった。「カーブ、スライダーでカウントを取りながら、ストレートで押していく投球を心がけた。そういう意味ではよかったです」と手応えを口にした。

 1回を2奪三振で滑り出すと、宮崎のファンに衝撃を与えたのは2回だ。4番ルイスを直球、5番会沢をスライダーで三振に仕留めると、1軍実績豊富なプリンス・堂林も外角直球で3者連続三振。視察した栗山監督は「高校時代は『オレが抑えてやるんだ』って言うのがあった。ここ(教育リーグ)で投げることで、それが感じられた」と評価。エースの風格すら感じさせながら、胸を張ってベンチに引き揚げた。

 4回2死から2者連続四球を与えて「高めの球が多かった。修正していきたいです」と反省したが、6回打者20人に「H」ランプは点灯させなかった。リズムもよく、投球数は71球。シーズン中なら、完封やそれ以上の記録も狙える圧巻の内容だった。

 次回登板は、プロ入り初めてとなる中6日での登板(19日四国IL選抜戦)。来季ローテ入りするための最初のテストになる。「しっかりと調整したいです。負けないように、テンポよく投げたい」。飛躍が期待される2年目へ、まずは幸先のいいスタートを切った。【本間翼】