<パCSファーストステージ:西武15-0ロッテ>◇第2戦◇13日◇西武ドーム

 初戦の面影もない投打の崩壊に、ロッテ伊東勤監督(51)はやるせなさを隠せなかった。「やられちゃったね、逆に。振り返ってもしょうがない」と二塁すら踏めない大敗に肩を落とした。

 1回がすべてだった。無死一塁で岡田が初球バント失敗。すぐ「打て」に切り替えた。「松永の立ち上がりが不安で1点じゃ足りないと思った」と欲を出したのが裏目に出た。併殺で先制機を逸し4併殺と最後まで拙攻が響いた。

 さらに不安は的中する。今季西武戦で防御率1・93の松永が3回持たず炎上。第3戦の先発が右腕の唐川ということもあり、左4人で継投させたが、2番手の藤岡も8失点と崩れた。

 05年のプレーオフを含め、CSでは対戦6度目で初めて西武に敗れた。レギュラーシーズン12試合で81失点だった西武ドームで、またも打ちのめされた。伊東監督は中盤から主力6人を温存。「また決戦になっちゃったね。0点だから明日は開き直れる。打ちのめすしかない」。終戦か、ファイナル進出か。死闘の覚悟はできている。【鎌田良美】