パ・リーグ覇者は“平幕野球”でCSを勝ち抜く。楽天は15日、Kスタ宮城で全体練習を行った。前日にロッテがファーストステージを勝ち抜き、明日17日からのファイナルステージの対戦相手が決定。決戦を前に、星野仙一監督(66)が強調したのは挑戦者の精神だった。「うちは平幕優勝だよ。まだまだ、三役にもなれない。頭を下げて、前みつを取って戦う」と、相撲になぞらえた。
優勝チームらしく横綱相撲で、とは言わなかった。レギュラーシーズンを貯金23、2位西武に8ゲーム差と圧勝したが、おごりはない。「目標は日本一か」と聞かれても「そんなことは考えない。うちは目の前のことだけ」と即答。これまで同様、一戦必勝で行く。1勝のアドバンテージについても「考えない」。とにかく、目の前のプレーに集中する。結果、CSを勝ち抜けばいいという考えだ。
短期決戦の策を問われても「何も作戦は立てていない。打線はいじりようがない。投手が多少、変わるぐらいだな」とだけ。1番岡島で始まり、4番ジョーンズ、5番マギーがすわる打線は固定。先発経験のある投手を中継ぎ待機させる可能性はあるが、シーズンと大きく起用法を変えることはしない。浮足立たず、グッと腰を落として相手にぶつかる平幕野球。開幕前の下馬評をくつがえし、初優勝を成し遂げた楽天らしいスタイルで臨む。【古川真弥】




