デホ流出危機だ。オリックス李大浩内野手(31)が15日、初めて他球団移籍について言及した。関西国際空港から韓国に帰国。これまで「オリックスに残りたい気持ちが強い」と残留への思いを話してきたが、ここに来て一変。決裂の可能性も浮上し、メジャー移籍を含め争奪戦の様相を呈してきた。

 主砲はオリックスに入団した際の条件2年総額7億円以上を希望。「(現状維持では)話にならない。難しい。いろんな球団と比べることはやりたくないが、プロである以上、一番高く評価してくれるところでやりたい。(メジャーも)もちろん考えている」と強気の姿勢を示し、他球団移籍をにおわせた。

 球団は2年8億円前後の基本線を提示し、慰留に全力を注いでいる。瀬戸山隆三球団本部長補佐(60)は「うちとしては精いっぱい。微修正はあるが、見直しは考えていない。十分納得いただける骨組み」と提示額での残留に自信を見せた。編成の都合上、早期決着を望んでおりマネーゲームには応じない方針だ。

 2年連続で出場試合はすべて4番に座り、2年で48発を放った主砲には国内ではソフトバンク、阪神が獲得に興味を示している。本社創立50周年を迎える来季は常勝軍団復活が最重要課題だが、絶対に阻止しなければならない主砲流出の可能性が浮上。「2年間ありがとうございました」と意味深な発言で締めた李大浩に、思いは伝わるか。長い冬になりそうだ。【池本泰尚】