<パCSファイナルステージ:楽天2-4ロッテ>◇第2戦◇18日◇Kスタ宮城
楽天は終盤のバント失敗が響き、CS突破に王手をかけ損ねた。星野仙一監督(66)が「野球の神様は厳しいよ」と冷静に指摘したのは、7回、8回の拙攻だ。
まずは0-1の7回、先頭マギーがロッテ・ロサから四球を選ぶも、続く枡田は送れなかった。マウンドの前に転がしたが、拾ったロサが二塁送球。マギーは滑り込まずに封殺された。8回にも先頭聖沢が益田から四球を選んだが、続く岡島は2度試みたバントがファウルとなり、ヒッティングに切り替え二ゴロ併殺だった。星野監督は「そういうところ(バント)を決めれば、うちの流れになるんだけど。あれを逃すから、向こうの流れになる」と、もらったチャンスを自ら手放したことを嘆いた。
経験の差が出たのかもしれない。今季の楽天は、犠打を試みた回数(133回)、犠打数(113回)ともリーグ最少だった。CSが始まる前、星野監督は「四球を出してバントしてくれるなんて、こんなに楽なことはない。俺はそう思ってやっていた」と、現役当時を思い出していた。投手出身。簡単にアウトを1つあげるより、積極的にエンドランを仕掛け、進塁打を打たす作戦を好む。前日の第1戦でも、1-0の4回無死一、二塁で枡田にバントをさせなかった。強攻策が二ゴロ併殺と裏目に出たが「(芯に)当たりはした。あれは、あれでよかった」と責めなかった。
この日は一転、1回から2度のバントを仕掛け、1死二、三塁と先制チャンスをつくった。だが、ジョーンズのライナー性の打球が三直併殺と運がなかった。作戦変更について、星野監督は「(グライシンガーが)良かった」と言った。好投手に、レギュラーシーズンと異なる策で臨んだが、実らなかった。【古川真弥】



