日本ハムの厚沢和幸・新1軍投手コーチ(41)が、大谷のダルビッシュ化に導く。26日、的場直樹2軍バッテリーコーチ(36)とともに就任が発表され、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷で会見を行った。4年ぶりの同職復帰で、背番号は84。投手陣再建を託された厚沢コーチは、投打二刀流で来季2年目の大谷について「ダルビッシュ(レンジャーズ)の2年目くらいやってもらわないと困る」。高卒2年目でローテに定着し、12勝を挙げた元エースを目標に設定した。

 栗山監督の懐刀として、今季までプロスカウトの目でチームを見てきた厚沢コーチは「投手陣が引っ張らないと勝てない」と痛感した。06年~12年までリーグ1、2位のチーム防御率を誇った投手陣が、今季は低迷。黄金時代に在籍したダルビッシュに代わる存在として、背番号11を受け継いだ大谷の名前を挙げた。

 厚沢コーチはダルビッシュが入団時は2軍投手コーチで、07年から4年間、1軍投手コーチとしてダルビッシュを間近で見てきた。それだけに、大谷がダブって見える。「投手陣の柱として、やって欲しい。野手として出場するので1度登板を飛ばすとかは、なしにしたい」と、さっそく栗山監督に直談判した。

 フェニックスリーグに参加している大谷はこの日、今季実戦最終登板となる今日27日中日戦(生目第2)へ向けブルペン入り。今回は中7日だが、先発ローテ入りへ中6日の登板間隔も体で覚え「ウエートをどのタイミングで入れたらいいかなど、ある程度はできた」と、調整法にも慣れてきた。新エース誕生へ、チーム一体となった取り組みが来季、いよいよ本格化する。【中島宙恵】