楽天はオリックスに逆転勝ちし、連敗を4で止めた。早大出身で楽天ドラフト2位の伊藤樹投手(23)がプロ初先発初勝利を飾った。
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今でこそマウンドで堂々としている楽天伊藤樹だが、もともとは緊張しやすいタイプだった。「人前に出るのもあれだったんで…。小学校で野球を始めて、セカンドとかやってたんですけど、試合始まる前に吐いて試合に出られないとか。セカンドで吐いて交代みたいのは結構あったんで、そういうタイプです」。メンタル面に難があった。
仙台育英では1年夏から甲子園に出場するなど下級生から活躍した。ただ、3年夏は宮城大会4回戦で仙台商に敗戦。4回2/3を6安打3失点(自責2)と先発の役目を果たせず、聖地行きを逃した。「ピッチャーとして生きていくんだったら、こういう試合で勝てないと意味がないってすごく感じました」。今も忘れられない1敗だ。
高校時代の恩師である須江航監督(43)の「人生は敗者復活戦」という言葉を胸に刻み、東京6大学リーグの早大に進学した。3年時からエースとして牽引(けんいん)。この年は春秋のリーグ戦で優勝し、秋の優勝決定戦で明大を完封するなど躍動した。「大学3年でだいぶ自信ついたなみたいなのはありましたね」。メンタル面も成長し、この年から緊張することもなくなってきたという。
たった一度しかないプロ初先発のチャンスで最高の結果を残した。【山田愛斗】



