来年の年明け早々、早大ドラ1トリオが再結成される。広島福井優也投手(25)が29日、1月の自主トレを早大の同期、日本ハム斎藤、西武大石と行う計画を明かした。この日、広島・廿日市市内で行われたバッテリー会ゴルフに参加。「(今年1月同様)大石と練習する予定ですが、斎藤も誘うつもりです」と年明けからトリオ再結成プランを語った。

 10年ドラフトは早大にとって、同一大学からドラフト1位投手を3人輩出する史上初の快挙となった。だがプロ2、3年目と三人三様に落ち込んだ。

 斎藤は昨年来の右肩故障に苦しみ、1軍登板は10月2日オリックス戦(札幌ドーム)の1試合。2軍戦でも打ち込まれるなど苦闘が続いた。大石も抑えの役割を果たしきれず。中継ぎと期待された福井も初登板から3戦連続で失点し、夏場は2軍。未勝利で防御率は8点台に終わった。早大トリオはいよいよ来季、背水の陣を敷く。

 バッテリー会ゴルフに出席した山内投手コーチは、大竹がFA移籍する事情も合わせ「福井は来季、先発でのびのび投げてほしい」と配置転換を明かした。福井も「先発で頑張りたい。フォームをしっかりものにしたい」と意欲。同じ苦境に立つ同期生が結集し、輝きを取り戻す。【堀まどか】