中日の新人8選手の入団発表が9日、名古屋市内で行われた。

 2位指名の又吉克樹投手(23=四国ILplus香川)が新人王奪取を誓った。会見の冒頭、佐々木球団社長が「中日の新人王は川上憲伸投手以来、15年間遠ざかっている。来年こそは8人の中から賞の獲得を期待したい」とゲキ。この指令に又吉がうなずいた。「取りたいです!

 それも8人の中で最初に1軍に上がって、1年間1軍に居続けたい」。背番号16をもらった即戦力右腕は堂々と宣言。アピールする標的は巨人で「スター選手ばかりだけど強いチームを抑えて初めて評価される。投げたい」と意気込んだ。

 使い減りしていない肩も魅力だ。沖縄・西原では野手で補欠。レギュラー組の打撃投手を任され「疲れない投げ方を探していた」時にサイドハンドになったという。本格的に投手になったのは環太平洋大(岡山)からで、四国IL・香川を含めて6年目。「まだまだ成長できると思います」と進化を予告した。