岩出山の星から東北の星になる!

 楽天の新入団9選手が9日、仙台市内のホテルで会見を行った。9位指名された地元宮城の岩出山高・今野龍太投手(18)は背番号99に決定。初めてプロのユニホームに袖を通し、同期のライバルたちに負けないデッカイ夢を語った。同席した星野仙一監督(66)も温かいまなざしで見守った。

 地元宮城の無名校からプロの扉を開いた今野が9選手の先頭を切って入場すると、集まったファン約400人から割れんばかりの拍手が湧き起こった。そして、同期入団の誰にも負けない大きな夢を語った。

 今野

 田舎の学校からプロ野球選手になれて、うれしい気持ちでいっぱいです。地元大崎市の人たちからは「岩出山の星」と言われましたが、これからは「東北の星」と言われるように頑張りたいです。

 ドラフト会議で最後の76人目に指名され、背番号は支配下登録選手で最も大きい99。楽天では、かつて中村紀洋(現DeNA)が背負った数字だ。40歳になっても一線で活躍し、2000本安打を達成した大砲と同じ番号に「重いですけど、うれしいですね」と笑顔を見せた。最後は晴れ姿を見守った家族とそろって記念撮影。母恵美さん(47)は「ウルウル来ました」とユニホーム姿に感激していた。

 今野の持つ精神力に、星野監督も期待をかけている。部存続の危機を乗り越え、部員11人で臨んだ今夏の宮城大会ではノーヒットノーラン。指揮官は「田舎者は強いぞ。俺もそうだけどな」。岡山県倉敷市で育ち、プロの世界に飛び込んで数々のタイトルを獲得した自らと重ね合わせるように温かい視線を送った。

 146キロ右腕の目標は、同じ高卒で日本を代表するエースとなった田中だ。前日8日にKスタを見学した際に初対面が実現し「田中投手のように気迫あるピッチングをしたい」と決意を新たにした。楽天の、東北の星になるまで、はい上がってみせる。【鹿野雄太】