【米ハワイ・ホノルル11日(日本時間12日)=広重竜太郎】巨人菅野智之投手(24)が2年目の進化へ、高速フォークを習得する。シーズン終盤に手応えをつかんだフォークを改良。130キロ台後半と前半に区分してスケールアップすることを掲げた。
優勝旅行2日目も濃密だった。午前9時からの原監督主催ゴルフ前の時間を使い、笠原、今村を引き連れ午前7時からトレーニング。目前には壮大なダイヤモンドヘッドがそびえていた。秋季練習以来となるキャッチボールをハワイの象徴的存在である死火山に向かって投じた。「やっぱり朝、動くのは気持ちいい。パワースポットを麓にできるのもいいですね」と、すがすがしそうに言った。
広大な自然が想像力を豊かにさせた。来季の球種について聞かれ「フォークを磨きたい。137~140キロのスプリットみたいなフォークと130キロ前半の遅くて落差のあるフォークの2種類を投げ分けたいです」と答えた。今季はカットボール、スライダー、シュート、カーブ、フォークと多彩な球種を駆使して13勝。だがフォークは全投球の約2%程度と少なかった。
シーズン終盤からポストシーズンにかけてフォークを多用するスタイルに変身。「フォークを使った最後の4試合は防御率0点台(25回1/3で自責点2、防御率0・71)だった」と絶大なる効果を実感している。
高速フォークの習得方法は「模索中です」とニヤリと笑った。来季、菅野が「アロハ~(こんにちは)」と名刺代わりの新球を打者たちに披露する。その時、眠れる才能が、キラウエア火山のように噴火する。



