チーム屈指のイケメンで知られる日本ハム中村勝投手(22)が「ダルビッシュ」から「まーくん」にシフトチェンジしていることが12日、分かった。「マー君」の楽天田中ではなく、若手実力派俳優で「まーくん」の愛称で知られる岡田将生(24)に激似と、ファンやチームメートの間で評判になっている。春日部共栄時代からの「埼玉のダルビッシュ」の異名からは卒業気配。「岡田将生に似ていると言われるのが、一番うれしい」とモジモジしながら、告白した。

 中村は身長184センチ、シャープな顔立ちにミステリアスな雰囲気の持ち主。原宿でモデルにスカウトされた経験もあり、本家顔負けの魅力十分だ。岡田はルックスはもちろん、同世代の俳優の中で演技派としても注目を集めている。内面外面を兼ね備えており、右腕も注目する芸能人の1人だった。「さわやかですよね。ドラマも見ていました」。周囲からの「そっくり」との声に控えめながらも歓迎ムード全開で、発奮材料にもなっている。自身もあやかって、ブレークする気は満々だ。

 この日は2軍の千葉・鎌ケ谷で自主練習を敢行。11日に22歳の誕生日を迎え、女性ファンからのプレゼントで両手がふさがるほどの人気だった。今季は開幕ローテション入りしたが1勝4敗と不本意な1年。例年、自主トレ先はタイだったが鎌ケ谷に腰を据え、じっくり自身と向き合っていく。「来シーズンは勝負なんで」。そっくりさんの岡田のように-。来季、日本ハムの巻き返し劇の主役を張るため、勝負のオフを過ごす。【田中彩友美】