阪神中村勝広GM(64)は16日、DeNAにFA移籍した久保康友投手(33)の補償について語った。この日、DeNAから外国人選手、新入団選手、28人のプロテクト選手を除いた人的補償リストが期限ぎりぎりで届いた。これを受けて西宮市内の球団で報道陣に対応した中村GMは「(リストに)驚きはない?

 そうだな。金銭(補償)も含めて、どうなるかわからない。フロント、現場とすり合わせをして、1週間、10日以内でできると思います」と話した。

 関係者によれば、球団は先発投手に不安のあるチーム事情から三浦らベテランを狙う一方、最も期待していたのが、投手なら国吉や真下、野手なら筒香、松本啓ら若手中堅選手のプロテクト漏れだった。中村GMはリストについては「言えない。金銭も含めて検討します」と口を閉ざしたが、基本的には先発投手候補を中心に人的補償を考えている。今後、フロント内、現場とも意見調整し決定する。人的補償の期限は久保のFA移籍が公示された今月2日から40日以内となっている。