竜の助っ人に食品業界から追い風が吹いた。バニラヨーグルトなどの人気商品を販売する「日本ルナ株式会社」(京都府八幡市)が同名のエクトル・ルナ内野手(33)のバックアップを検討していることが17日、判明した。

 同社は日本ハムと資本関係にあるが伏見浩二社長は「社名と同じということもあり、以前から気になっていた」と告白。200人近くいる全社員がその存在をひそかに気にしていたという。野球選手と食品メーカーという違いこそあれ、同社にとってルナという2文字は避けては通れない存在なのだ。

 具体的な支援方法は決まっていないが、伏見社長は「来年は中日と日本ハムもいい成績を残し、日本シリーズで戦いましょう。ルナ選手の健闘を祈っています」とプッシュを宣言。バニラヨーグルトを持った笑顔のルナがCMに登場するかもしれない。

 シーズン途中に右膝を痛めて帰国したルナは、すでに実戦復帰を果たしている。現在は母国ドミニカ共和国のウインターリーグに参加中。12月の1週目には週間MVPを獲得するなどエンジン全開のようだ。桂川通訳も「ドミニカでもヨーグルトは一般的。ルナも喜ぶんじゃないですか」と解説する。復活を期すルナに乳酸菌パワーが加わる。【桝井聡】