マー君にクリスマスプレゼントが届きますように-。新ポスティングシステムを使ってメジャー挑戦の希望を球団に伝えた楽天田中将大投手(25)が23日、都内でイベントに出演。去就の表立った動きはなかったものの、楽天は挑戦を容認するかの結論を早期に出す方針を示しており、回答日として、明日25日のXマスが「Xデー」に浮上している。

 田中はリラックスした様子でイベントをこなした。都内で「眠りof

 the

 year2013」授賞式(主催・東京西川)に出席。シーズン中から同社の寝具を使っており、「ベストネムリスト」に選ばれた。感想を求められ、「睡眠時間をしっかり確保して、1年間通してケガなくできました。それが(快眠に)つながってるんだと思います」と答えた。さらに、初夢に何を見たいか聞かれると「良い夢、見たいですね」と笑った。

 初夢の前に、良い知らせが届くかもしれない。メジャー挑戦を認めるか、立花球団社長は「長引かせるつもりはない」と、早期に結論を出す考えを示している。明言はしていないが、年内に回答するなら、明日25日が最有力になる。

 というのも、田中は今日24日も所用で都内に滞在。一方の立花社長は同午後から、宮城県庁で宮城球場(現Kスタ宮城)の新しいネーミングライツスポンサーの発表会見に臨む。新スポンサーは親会社の楽天とみられ、宮城県だけでなく、球団にとっても重要な日。注目を集める田中への回答日と同じにすることは考えにくい。田中は26日は都内で表彰式に出席。球団の仕事納めは27日のため、年内で田中と球団、両者の都合が合うのは25日となる。

 球団は、最終的にはメジャー挑戦を認める可能性が高い。同社長は20日の時点では「何も決まっていないとしか言えません」と、三木谷オーナーを含む議論を続けていることを強調した。日米間で新システムが成立し、田中がメジャーへの思いを口にしてから1週間が経過。球団が結論を出す日は近い。【古川真弥】