先発ローテ入りへ、足固めだ。日本ハム大谷翔平投手(19)が14日、今季からオーダーメードの特注スパイクを導入したことを明かした。高校時代から愛用するアシックス社に「足の形もしっかり測ってもらって、作りました」。28・5センチのサイズだけでなく、形状もジャストフィットの一足。スパイクの歯は6本だが「これから変わるかもしれない」と、開幕まで熟慮する。

 昨年4月13日オリックス戦(ほっともっと神戸)で右翼の守備中に右足首をねんざ。ファウルゾーンに打球を追いかけた際、天然芝と土との境目でひねった。プロ初の登録抹消となった要因の1つが、人並み以上に体全体の関節が柔らかいこと。そんな身体的な特徴も最大限考慮されており、履き心地も「いい感じです」と、手応え十分だ。

 この日、千葉・鎌ケ谷のブルペンでは、新しいスパイクを履いて投球練習を行った。立った捕手相手に変化球を交えて29球。「投げミスも少なくなってきている」と、成長を感じ取っていた。【木下大輔】