広島野村謙二郎監督(47)が20日、復活を期す栗原健太内野手(32)に猛ゲキを飛ばした。前日19日に宮崎・日南キャンプを打ち上げて沖縄入り。休日となったこの日は改修工事を終えたキャンプ地のコザしんきんスタジアムを視察した。沖縄では実戦7試合が予定されており、2年連続0本塁打に終わっている栗原を積極起用する方針。「なるべく多く打席に立ってもらう。健太らしい打撃を取り戻してほしい。結果を残してもらわないといけないとは言ってある」と説明した。

 12年に右肘を手術して以来、本来の力を発揮できず、今季は一塁レギュラー最有力のキラに挑む立場。日南での紅白戦4試合では10打数4安打3打点と結果を残しており、栗原本人は「打ち損じをなくして1発で仕留められるように練習から意識している。試合でいいモノを見せられるようにしたい」と気合十分だ。