<オープン戦:ヤクルト4-7楽天>◇22日◇浦添

 日本一連覇を目指す楽天の攻撃パターンに、新たな選択肢が表れた。積極走塁だ。オープン戦開幕となったヤクルト戦(浦添)の7回2死一、三塁。真田のチェンジアップがワンバウンドしたのを、一塁走者の岡島豪郎外野手(24)は逃さなかった。本塁手前で地面についた瞬間にスタート。捕手田中雅は一塁側にそらした球をすぐに拾い上げたが、三塁に走者がおり、二塁には投げなかった(記録は暴投)。二、三塁と好機が広がり、この回の逆転につながった。岡島は「積極的に行こうと。少しずつ、できるようになってきました」と喜んだ。

 チームの決め事が実を結んだ。投球がワンバウンドすれば、走者はアウトになってもいいからスタートを切る。今月後半から、練習してきた内容だ。昨季のチーム盗塁数62はリーグ最少。そこに、主砲だったマギーが抜けた。後釜候補のユーキリスは今日の巨人戦で実戦デビューするが、日本球界では未知数だ。心配される得点力ダウンを補う意味でも、果敢な走塁は大きな武器となる。星野監督は「これからは当たり前のことにしないといけない」とコメントは冷静だったが、口元はニンマリとしていた。【古川真弥】