<オープン戦:広島2-2阪神>◇22日◇コザしんきん
広島ドラフト1位の大瀬良大地投手(22=九州共立大)がオープン戦初戦の阪神戦に先発し、無失点デビューを飾った。最速146キロを記録し、2回を1安打1四球。それでも自己採点は「10点ぐらいです」と激辛だった。
1回先頭上本への初球から3球連続で抑えが利かず、結局四球を与えた。3球目は捕手石原のミットも届かない高めのボール。「めちゃくちゃ緊張しました。(侍ジャパン)台湾戦よりも緊張した。あんなに球が上ずったのは初めて」と苦笑い。そんな状態でも習得を目指すフォークを1球試しながら、徐々に立て直すところはさすがだ。
デビュー戦を視察した侍ジャパン小久保監督は「やや真ん中に入っても力で詰まらせられるのが彼の武器。直球で押し込むパワーピッチングを見られた」とあらためて高評価。ともに直球で1回無死一塁から大和を二ゴロ併殺、2回先頭の4番マートンを二ゴロに打ち取った点を例に、変わらぬ信頼を口にした。
こだわりは追求するタイプだ。体調管理のため重要視する睡眠にも妥協を許さない。「寝る時は真っ暗にします。携帯の充電ランプが壁に反射するのも嫌なんです」。携帯電話は光る部分を裏向けにする。電気ポットの充電ランプが気になり、粘着テープを張り付けたこともあるという。そんな男だから、たとえ無失点でも納得いかない投球には10点を与える。「次は内容もよく、ゼロに抑えたい」。開幕に向けて、コツコツ100点満点に近づけていく。【佐井陽介】



