<オープン戦:ヤクルト4-7楽天>◇22日◇浦添

 初の1軍での勝利に笑みがこぼれた。楽天大塚尚仁投手(19)が、6回から3番手で登板。1回を3者凡退に抑える完璧な投球を見せた。最速は130キロ弱。剛速球でねじ伏せるわけではない。それでも丁寧にコーナーをつき、次々と相手打線を打ち取った。「初球でストライクを取れるように気をつけた。3人で終われたことがうれしいです」と手応えを口にする。

 1軍に同行する10代の投手は大塚、森、松井裕の3人だけ。全員がサウスポーだが、大塚の持ち味はコントロールにある。テンポよくストライクを取り、早めに勝負する。この日も打者3人を13球で終わらせた。唯一悔いが残るのは「先頭打者の初球をボールにしてしまった。反省です」とファーストストライクの重要性を口にする。

 素顔はほんわかとした、いじられキャラ。1軍初登板を「いつもと同じで緊張しました」と振り返る。どうやって精神を安定させたかと問われると「落ち着くようにしていました。悪いイメージを考えないように」と笑顔で話す。投球も気持ちもしっかりコントロールして、開幕1軍入りへアピールを続けていく。【島根純】