さあ腕試し!

 阪神の4番候補、新外国人マウロ・ゴメス内野手(29=ナショナルズ3A)が順調なら今日23日のオープン戦中日戦(北谷)で実戦デビューする。宜野座でシート打撃に参加し、来日初めて投手と対戦。初打席で右前に快音を響かせた。虎党も胸ワクワクの助っ人初陣でっせ!

 メニュー表に名前はなかった新助っ人が、シート打撃に飛び入り参加した。勝負勘が騒いだのか、フリー打撃とは異なる振りの鋭さがあった。鶴と対した“来日初打席”の2球目、外角直球を逆らわずに強振する。痛烈なゴロは二塁手の横を抜けて右前へ。「ボールをしっかり見られた。タイミングも計れて良かった」。4打席で1安打。二神の変化球に空振り三振したが、これも情報収集だ。

 「いろんな球を見られて良かった。カーブ、スライダー、フォーク…。自分の日本での最初の4打席だったからね。いまは投手を見ていくステージだろう」

 長女の体調不良で来日は10日にずれ込んだ。19日には体調不良で練習を休んでペースダウン。周囲をやきもきさせる調整ぶりだが、ようやく実戦へ。見守るオマリー打撃コーチ補佐も「来日が遅れたから、打撃投手を務める投手から打つのをスキップする形になった」と説明した。

 一般的に打者はフリー打撃→投手のフリー打撃登板→シート打撃の段階をへて打撃の精度を高める流れだが、ゴメスは“飛び級”で今日23日の中日戦へ。「出られたら2打席いきたいね」と意欲満々。竜の新外国人アレクシス・ゴメスとの同姓対決も花を添え「普通に仲はいい。ナイスガイだからね」と笑った。

 本隊が広島とのオープン戦のため、宜野座も人がまばら。多くのファンが見守る日曜日の昼下がりに、虎の怪力助っ人がいよいよベールを脱ぐ。【酒井俊作】