<オープン戦:広島2-2阪神>◇22日◇コザしんきん
だめなら引退-。背水の阪神岩田稔投手(30)が4回3安打1失点と好投した。立ち上がりに失点する悪癖こそ出たものの調子は尻上がり。最速141キロで、キレが戻ってきた。昨季2勝から巻き返しを狙う左腕は、降板後も表情を変えなかった。
「去年最低で、まったく納得できないシーズンだった。今年もそうだったら、たぶんユニホームを着ていない。そのくらいの気持ちでやっていきたい」
ゴロを打たせる持ち味を発揮した。12アウトのうち9個をゴロで奪った。3者凡退の3回はすべて二ゴロ。追い求める「強い真っすぐ」が形になったことで、動くボールも効果が増した。それでも「高めに浮いてしまったので、低め低めという反省はある。高めに投げると絶対打たれる」と反省の言葉を並べた。
中西投手コーチは「投げるたびによくなっているが、2回で52球は多すぎる」と球数に注文をつけた。開幕ローテを奪い取る立場であることは、十分に承知している。「結果を出し続けないと入れない。結果を残していきたい」。30歳となった今シーズン。覚悟は半端ではない。【池本泰尚】



