<オープン戦:巨人3-2楽天>◇23日◇沖縄セルラー那覇

 楽天星野仙一監督(67)は、ドラフト1位松井裕樹投手(18=桐光学園)の開幕ローテーション入りに大きな期待を寄せた。プロ初実戦で結果を出した新人左腕を評し、「心配してたんだけどな。四球の1つや2つはあるかも知れないと。(1回先頭坂本の)初球にボーンとストライクを取ったからな。実戦派だな。2イニングだけど、立派なもんだ。(イニング数は)これから増やしていくよ。まだ分からんけど、(開幕ローテの)可能性は十分あるよ」と、冗舌に口元をほころばせた。

 星野監督が目を見張ったのは、2回パーフェクトの結果だけではなかった。松井裕が1回、追い込んだ坂本に対し、嶋のサインに首を振ってからスライダーで空振り三振に仕留めた場面に触れた。「首を振っていたな」と、意思のある投球姿勢を褒めた。スライダーそのものについても「追い込んでからのスライダーは振りに来る」と及第点を与えた。だからこそ、「追い込むまでを勉強しないといけない」と、さらに投球の組み立てを学ぶよう求めた。

 褒めっぱなしの星野監督だったが、話題の矛先が他の投手へと向くと、徐々にヒートアップした。「今の投手は首を振らなすぎだよ。自分で組み立てていないんだ。昨日の(ヤクルト戦で先発した2年目の)森、今日の松井は振っていた。今まで長くいる投手が振らなすぎだ。他のヤツらがだらしない!」。投手には特に厳しい指揮官も、若武者にガッチリと心をつかまれた。【古川真弥】