オリックスT-岡田外野手(26)が見違える変身ぶりだ。23日、ヤクルトとの練習試合に5番一塁で先発。1回2死一、三塁。2ストライクに追い込まれ、外角カーブを流し打った。左前に先制適時打。6回にはスライダーを鮮やかにとらえ、右中間にソロアーチ。紅白戦を含め、今季2号だ。

 「いいものが自分の中で出始めている。打ちたい球を一発ではじけている。打点にもこだわりたい」。7回にも右前適時打して3安打3打点。実戦4試合で13打数10安打8打点と驚異的な数字を残している。

 本塁打王になった10年以降、成績は下降線。得点圏での精神的な弱さも目立った。「チャンスの時はランナーをかえすことを1番に考えている」。減量効果でシャープなスイングを取り戻し、前向きな姿勢でのぞんでいる。森脇監督は「出し惜しみせずに、他を寄せつけないくらいのものを見せてほしい。まだまだ」とハイレベルを求めた。