五輪ソングで金メダル級の活躍を目指す。楽天のドラフト1位松井裕樹投手(18=桐光学園)の登場曲がコブクロの「今、咲き誇る花たちよ」になることが24日、発表された。NHKのソチ五輪テーマ曲として起用された同曲に一目ぼれ。五輪開幕前から聴き込み、プロ1年目に使用することを決めた。前日23日はプロ初登板で完璧な投球を披露し、開幕投手候補に浮上。老若男女から愛される歌声を力に大役奪取を目指す。
五輪の感動が東北で再現されるかもしれない。松井裕はこの2週間、テレビから流れ続けたあの曲とともにプロ1年目に挑む。「初めて聞いたのは1月8日。入寮の前日ですね。歌詞とかメロディーラインとか、グッときました」。コブクロのファンで、使用するiPhoneには数十曲以上が登録済み。その中でも最新曲の「今、咲き誇る花たちよ」を登場曲に決めた。
ソチ五輪の結果はニュースで見ていた程度だというが、熱戦を彩った曲が力になるのは間違いない。「テンポはゆっくりかもしれませんけど、気持ちが入る」と採用理由を説明する。多くの選手が気持ちを盛り上げるためにアップテンポの曲を使用する。しかし、高校時代から集中力を高めるため歌詞の内容を重視。試合前にはナオト・インティライミの「Brave」などを好んで聴いていた。
この日、チームとともに那覇から宮崎へ移動。前日23日には巨人とのオープン戦で2回無安打無失点と結果を残した。星野監督は開幕投手の可能性を問われ「そりゃあ、(失点)0なんだから」とニヤリ。存在感は高まるばかりだが、左腕は「1つ1つです。次は長いイニングを投げること。その次に開幕ローテーションです」と謙虚な姿勢を崩さない。昨年の日本シリーズ第7戦では、ヤンキースに移籍した田中のテーマ曲「あとひとつ」の大合唱がスタジアムをつつんだ。今年もコボスタ宮城を1つにするため、松井裕が秋に咲き誇る花になる。【島根純】
◆主な高卒新人投手の登場曲
田中(楽天)は前年夏の高校野球番組のテーマ曲、スキマスイッチの「スフィアの羽根」を使用。後にファンキーモンキーベイビーズの「あとひとつ」、ももいろクローバーZの曲などに変更した。ダルビッシュ(日本ハム)は投球に集中するため使用していなかったが、3年目にCOLORの「涙が落ちないように」を初採用。藤浪(阪神)はMr.Childrenの「PADDLE」。大谷(日本ハム)は打者と投手で使い分け、登板時はヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「パワー・オブ・ラブ」を流した。



