ソチ五輪は終わっても、楽天には“ジャパン”がいる。仲沢広基内野手(27)が25日、西武との練習試合で持ち味をみせた。8回2死一、二塁。宮田の初球スライダーを詰まりながらも中前に運んだ。しぶとい適時打に「チャンスだったので、初球から行こうと。気持ちです」と胸を張った。
2軍スタートだった久米島キャンプでは、連日2000スイング以上、振り込んだ。最終日に昇格すると、チームメートからは「ジャパン!!」の声で歓迎された。巨人時代、打席の登場曲に郷ひろみの「2億4千万の瞳」を使用。歌詞の「ジャパン」が、ニックネームになった。ジョーンズやユーキリスにも「ジャパン」と親しみを込めて呼ばれている。当の本人は「もう、あの曲は使いづらいです」と当惑気味だが、実直な人柄で、移籍2年目の楽天にとけ込んだ。
現状は内野の控え。「結果を出さないといけない」と自覚する。だから「ソチ五輪は見ませんでした」と野球漬けの毎日だ。この日のサンマリンは、巨人にいた頃、キャンプで泥にまみれ汗を流した場所。思い出の地で結果を出し、星野監督にも「あれだけ練習で打っとったら、チャンスを与えたくなる」と言われた。開幕1軍という表彰台を目指す。【古川真弥】



