日本ハム中田翔内野手(24)が、今季にかける熱い思いを激白した。開幕まで2日に迫った26日、札幌ドームで調整。鬼気迫る雰囲気で早出特打を敢行するなど本番へ備えた。最下位に終わった昨季の痛恨の思いを胸に「今年は違う中田翔を見せられれば」と宣言した。チーム打撃に徹する姿勢など、勝利に執着する自己目標を吐露。2年ぶりペナント奪還の旗手になることを闘志満々で誓った。
ただならぬ気配を漂わせ、中田が勝負の7年目シーズンを迎えようとしている。この日は早出特打で沸き上がる闘志を静めた。プロ入り後、初めて味わった最下位の屈辱からリベンジへ。首筋に汗をしたたらせながら、神妙に胸の内を語り始めた。
中田
気持ちが高ぶっているところはある。昨年は骨折とかあったけど今年は違ったスタート、違う「中田翔」を見せられれば。
雪辱へ向かう。昨年8月に左手第5中手骨の亀裂骨折で離脱。プロ6年目で自身最多28本塁打を放っていたが、初タイトルの称号は目前で消えた。秋季キャンプから挑戦してきた三塁転向は、自身の打撃不振とチーム事情で一時凍結となった。苦しみ抜いて迎える新たな1年の始まりだ。
中田
開幕戦がいかに大事かは身をもって分かっている。そう簡単にうまく入れない。でもシーズンは長いからね。自然体でやれればいい。
鬼門の開幕ダッシュへ力みはない。昨季は開幕から8試合連続1安打をマークしたが、12年は25打席目、11年は20打席目でシーズン初安打。生みの苦しみを味わった歴史がある。今季オープン戦は打率1割8分2厘だったが、もうスランプは過去のもの。開幕戦の相手オリックスは難攻不落の金子が先発だが、自信たっぷりに己を貫くつもりだ。
中田
(金子への意識は)全く無い。すごい投手なら全く打てないときは打てない。変に考えるより自分の打撃フォームを崩してはいけない。自分が打てるとかいうより試合に勝たないと意味がない。いいところでチームを救えるようになりたい。
開幕戦まで、あと1日。ちょっぴり大人になった若き主砲が新たな「4番像」を見せてくれるかもしれない。【田中彩友美】



