<オリックス4-1楽天>◇27日◇ほっともっと神戸

 首位オリックスが逆転で楽天戦6連勝を決めた。月間勝利は16勝。3月の1勝と合わせ4月末までに17勝は、78年以来36年ぶりの快挙だ。先発したドラフト1位吉田一将投手(24)が、自己最長の6回を投げ2勝目を手に入れた。

 1点をリードされた4回、四球と松井稼の二塁打で無死二、三塁。勝負どころで吉田一が真価を発揮した。牧田に犠飛を許さず三ゴロに打ち取ると、連続三振でピンチを脱す。グラブをたたき、思わずガッツポーズしていた。打線はその裏、3点を奪って逆転した。

 「抑えれば野手が打ってくれると思ってしっかり投げた。今まで回の途中で交代していたので、回を完了できたのは次につながるかなと思います」

 スライダーなどの変化球がさえた。初勝利を挙げた20日西武戦では直球を主体に内角を攻めたが、この日は途中から変化球を多投し相手の読みを外した。主砲ジョーンズは3打席連続三振に斬った。

 森脇監督も成長を感じ取っていた。「1つずつ階段を上がっている。(前回はベンチを見る機会が多かったが)こっちをあまり見なかったね。アイコンタクトをする暇がなくてよかったよ」と、独特の表現でルーキーの好投をたたえた。

 同一カード3連戦3連勝は今季早くも3度目。29日からはソフトバンクとの首位攻防戦に臨む。攻守がかみ合った勝利に、森脇監督もうなずく。「こういう攻撃ができてくると、少々点を取られてもワンチャンスでひっくり返せる」と自信を深めていた。【高垣誠】