<DeNA8-4阪神>◇27日◇横浜
“恐怖の6番打者”がまた打った。4点を追う4回2死二塁、阪神新井良太内野手(30)はDeNA先発モスコーソの速球をとらえた。147キロの外角高め。見逃せばボールかもしれない球をたたきつぶすように右へ。打球はグングン伸びて、右翼スタンド中段へ。6号2ランで反撃ののろしを上げた。
「方向を決めていたわけではないんですけど…。まぐれです。ボール気味だったんですけどね」
左に引っ張ればもちろんだが、右への打球も飛距離十分。他の打者がやや押し込まれていたモスコーソの速球に対し、力勝ちした。昨年9月のDeNA戦(横浜)以来、自身4度目となる2試合連続弾。充実ぶりを物語る1発だった。
6回には1死一、三塁からマートンが三本間に挟まれた。新井良は一塁から三塁を狙ったが、タッチアウト。この日ばかりは積極性が裏目に出た。
「点差もあったしマートンと(相手の三塁手)バルディリスの距離感が近いのに(三塁へ)いってしまったのは反省です」
ただ、下を向くような男ではない。明日29日からは本拠地甲子園で広島との首位攻防戦。打線の鍵を握っている6番打者は目をぎらつかせた。
「そうですね。明日、しっかりと練習して、準備します」
好調の広島投手陣を打ち崩すべく新井良はその手に好感触を残したまま、甲子園へと戻る。【鈴木忠平】



