中日2年目の浜田達郎投手(19)が無心で先発2連勝を狙う。先発予定の15日DeNA戦(横浜)に向け、12日、ナゴヤドームで調整。「向かっていく気持ちを大事に、また思い切って腕を振るだけです」。快投再現を誓った。

 7日の阪神戦で予告先発を回避した川上の代役として緊急登板。「中継ぎで毎回が初回のつもりで投げた」ところ、奪三振ショーで0行進。ノーヒットノーランした87年近藤真一以来、10代投手の初先発での2ケタ奪三振&初完封勝ちをやってのけた。今回は早々に登板日が告げられたが、心はあの時と同じだ。

 極意は「アバウト」だ。「コーナーや低めを狙っても行かない(笑い)。ミットは狙っているけどあいまいです」。1年目は制球への過剰意識が裏目に出て、ウエスタン・リーグでワーストの73与四死球。だが打者にはタイミングの取りづらいフォームで、一定のゾーンにさえいけば勝負できる手応えをつかんだ。“どこへ行くかはボールに聞いてくれ投法”こそ、今の浜田の強力武器だ。

 「4球だけでしたが、イメージはつかめています」。横浜は4月29日にプロデビューした場所。中継ぎで打者1人だったが、好調の3番梶谷1人を捕ゴロに仕留めた好感触は鮮明だ。竜のハマちゃんが原点のハマで舞い踊る。【松井清員】