<広島6-2西武>◇26日◇三次

 広島は鉄壁救援陣がゼロ封リレーを披露し、2連勝で貯金を10に戻した。同点とされた直後の5回2死一、二塁。ここで登板した2番手中田廉投手(23)が悪い流れを断ち切った。「自分はどこで投げるという立場ではない。ピンチだったんで、とにかく真っすぐを腕振って投げようと思っていた」。5番メヒアを内角139キロ直球で空振り三振に仕留め、チームは息を吹き返した。

 そのまま当然のようにイニングをまたぎ、今季最長の2回1/3を1安打無失点。流れを引き戻した6回裏、1番丸の勝ち越し3ランが飛び出したのは必然の流れだった。今季18試合25回1/3を投げ、防御率は0・70。9試合でイニングをまたいでいる。「疲れは全然ない。(イニングまたぎは)僕の売りなので」。ご褒美の3勝目が転がり込み、「ツイてますね」と笑った。

 8回は広島・三次市出身の永川勝浩投手(33)が地元球場で1軍では初登板を果たし、1回を3人斬り。9回は一岡竜司投手(23)が3者凡退に仕留め、20試合登板でいまだ自責点ゼロだ。野村謙二郎監督(47)は「(救援)投手がゼロに抑えてくれたのが大きい」と振り返った。今日27日には夫人出産のため米国に一時帰国していた守護神ミコライオが再来日予定。どれだけ強くたたいても、広島産の鉄壁はなかなかヒビが入らない。【佐井陽介】