打ちまくって3番を奪い取れ!
ソフトバンク柳田悠岐外野手(25)に“強奪”指令が下った。今日6日からの広島2連戦(マツダスタジアム)に向け、チームは5日、広島入り。柳田は内川の故障離脱後に3番を5試合務め、同打順で打率3割9分1厘。穴を埋めるような活躍ぶりだ。藤本打撃コーチは「打順は監督が決めること。内川が戻れば内川に3番を打ってもらいたいが」と前置きした上で、柳田にも期待した。
「3番を奪い取るくらいの気持ちでやってもらいたい。レギュラーも争いだが、打順も競争。それくらい今のアイツは調子がいいよ。仮に内川が5番に入っても、相手にとっては怖い打線になると思う」
3番が指定席だった内川は右大臀(だいでん)筋肉離れでリハビリ中。交流戦最終盤に戦列復帰の可能性がある。柳田がこのまま打ち続ければ、いい意味で秋山監督の頭を悩ませることになりそうだ。球団では過去に飯田徳治、広瀬叔功、門田博光、バナザード、井口資仁らが3番だった。
打線のキーマンへと成長した柳田は、3番にまだ慣れないと苦笑い。「チームの勝敗に影響が出る打順。足を引っ張らないように頑張りたい」。大きな体と対照的な謙虚さだが、今2連戦は広島出身の“元カープ男子”にとってはハートに火がつきやすい状況だ。
広島戦の通算打率は18打数9安打の5割。ただマツダスタジアムでは無安打だけに「ヒットくらい打ちたい」と言い、城所からごちそうになったドーナツを手に、博多駅から新幹線に乗り込んだ。打順は意識しない。ただ3番が似合うだけの打者に、少しずつ近づいている。【大池和幸】



