<巨人5-6オリックス>◇18日◇東京ドーム

 オリックスが総力戦で巨人戦連敗を7で止め、交流戦の優勝戦線に踏みとどまった。

 4度目の正直となった決勝点は、助っ人ウィリー・モー・ペーニャ外野手(32)が体を張ってもぎ取った。5-5の7回。糸井敬遠、坂口死球で迎えた2死満塁で打席に入ると、6球目が左手小指付近に当たった。痛みに顔をしかめる押し出し死球。6点目でようやく、シーソーゲームにけりをつけた。

 「どんな形でも勝ちたいと思っているからね」とペーニャは満足そう。帰りに偶然、巨人原監督と遭遇し「大丈夫」と声をかけられてニヤリだ。1回の先制を追いつかれた4回に17号ソロで2度目の勝ち越しだ。「メジャーでも経験があるけど、ぽっきり折れたので驚いた」と、バットを折りながら左翼席に運んだ。3度目勝ち越しとなった6回にも、ボテボテの遊ゴロで打点を挙げた。豪快弾、内野ゴロ、死球の3打点。1発が出れば12連勝とペーニャ神話は続く。

 エース金子が6回途中9安打3失点で降板。救援の比嘉もセペダに同点3ランを浴びた。不屈の攻撃で4度目の勝ち越し、7回からは鉄壁リレーで逃げ切った。馬原が7回を抑え移籍後初勝利を挙げれば、佐藤達は8回2死満塁のピンチをしのぐ。9回は平野佳が3人で切り1点差試合をものにした。守りでも、平野恵が好守備を連発するなどで投手をもり立てた。

 森脇監督は「今日は絶対に負けられなかった。タフな試合に勝つことでチーム、個々の力が備わる」と話した。望みを残した交流戦優勝にも「1戦1戦、しっかり戦うだけ」。いつもの言葉で決意を示した。