サッカー日本代表のように崖っぷちの状況に現れた助っ人は、ザックだった。楽天の新外国人ザック・ラッツ内野手(28=メッツ傘下3Aラスベガス)が20日、甲子園で行われた1軍練習に合流。練習後、入団会見を開いた。早ければ今日21日にも自力優勝が消滅。後がない中での合流にも「我々のいるべきポジション(順位)に1日も早く戻ってこられるように、プレーしたい」と不安をかき消すように、言い切った。
求めていた決定力となるだろうか。身長182センチ、体重97キロと、大柄とは言い切れない。それでも言葉には自信があふれていた。「スコアリングポジションの走者をいかにかえすか。打点を稼いでチームに貢献したい」。練習では鋭い当たりを連発。44スイング中、安打性の当たりは14本。柵越えはなかったが、左中間、右中間と両方向を鋭いライナーで破る広角打法は、点取り屋の雰囲気が満点だった。
“本家”にも負ける気はない。ザックと言えばサッカー日本代表監督。自分の名前もファンに認識してもらいたいかと問われると「7時に起きてテレビをつけたら興奮のるつぼだった。自分もそうなれば本望」と野球のザックは俺だと言わんばかりの笑顔で答えた。
今日21日の阪神戦から、5番三塁で起用される見込みで、打撃を見た佐藤監督代行は「低めが好きそうで、右にも打てそう。救世主になってくれることを期待してます」と期待を込めた。今季完封負けはすでに7回。もうスコアレスの試合はたくさんだ。【島根純】



