4月に右手有鉤(ゆうこう)骨鉤を骨折してリハビリ中のヤクルト小川泰弘投手(24)が、7月8日からの9連戦で1軍復帰する方針となった。20日、埼玉・戸田球場で離脱後初めて打撃投手を務め、打者2人に計51球を投じた。最速142キロで全7球種を投げるなど回復ぶりを示し、27日のイースタン・リーグ巨人戦(戸田)での実戦復帰が内定。2軍で実戦を重ね、球宴前に1軍復帰の計画も決まった。小川は「腕も振れていたし怖さもなかった。順調に来ていると思う。早くチームに戻れるようにしたい」。また、右肘内側側副靱帯(じんたい)断裂で離脱中のドラフト1位杉浦稔大投手(22)も故障後初めて打撃投手を務めた。