<ヤクルト9-0中日>◇2日◇神宮

 8月に入り、竜投が夏バテだ。ヤクルトとの2試合で19失点。この日は先発山井大介投手(36)がつかまった。山田に先頭弾を浴びると、3回は3四死球から雄平に満塁弾を献上。4回は押し出し四球でもう1点と、今季最多6失点で試合を決定づけてしまった。田島とパヤノも連日の失点。最下位相手にやられ放題の連敗だ。

 「1発の出る球場で、ああいう四球はいけない」。山井も肩を落とした。開幕から15戦7連勝と走ったが、7月以降未勝利で1カ月以上勝ち星がない。初出場した球宴第2戦でも1回2/3を5失点で途中降板した。13年目の36歳にして、開幕からローテを守り続けるのは初めて。疲労は隠せない。

 前日1日は大野が6回途中5失点で2番手田島も4失点。大野はこの日、先発翌日では異例のベンチ入りを命じられた。首脳陣から“勉強しろ”との学習指令だ。「四球からの失点は投手陣全体の課題。そうならないようにしないと」。山井の炎上を目の当たりにして引き締めたが、チームにとっては高い授業料になった。

 打線も9度目の0敗で貯金はなくなった。森ヘッドは真夏の神宮での惨敗に「温室(ドーム)育ちというか、そういう所で育ったから。ヤクルトの方が強いんだろ」と厳しい表情。背筋痛から5試合ぶりに先発復帰した谷繁兼任監督も「後半に入る前に言ったように、先発がゲームをつくっていかないと」と活を入れた。右肘張りで離脱した吉見は週明けに広島3連戦で復帰見込みだが、浜田も2軍落ちで、雄太や朝倉らが頼み。勝負の8月、踏ん張りどころだ。【松井清員】